来日したRAWA メンバーのSさんに、みなさまから寄せられたカンパ70万円をお渡しすることができました。ありがとうございました。
Sさんは、無事にアフガニスタンに帰国され、元気に活動されています。
<Sさんのお話の要旨>
(講演の要旨は後日、ホームページに掲載します)
2021年8月、ターリバーンが再び政権を掌握しました。恐怖と絶望の中で多くのアフガン人は国を出て行き、また出て行かざるを得ない人たちもいました。しかし、RAWAは困難な時だからこそ人々に寄り添い留まることを決めました。
ターリバーンの強権的な支配により、女性の基本的な権利が大きく侵害されています。犠牲になるのは女性だけでなく、人間の尊厳や社会正義も壊されます。
ターリバーンのミソジニー(女性嫌悪や蔑視)な抑圧政策により、女性にとってアフガニスタンは刑務所のようです。
アフガニスタンの痛ましい状況の根源にあるのは、旧ソ連や、イスラム原理主義者と結びついたアメリカなど大国の争いがあります。
RAWAが最も力を入れているのは女性への教育です。少女たちは、学びたいという必死の思いを持っています。女性たちが自らの能力や権利について学べば、誰にも打ち負かされることはありません。
女性の自立のための経済活動支援や主に女性や子どもを対象にした移動医療も続けています。
RAWAの活動は弾圧の危険があるため、身元が特定されないように細心の注意を払います。とても困難な状況ですが、社会を変える唯一の方法は闘うことです。